Googleの検索エンジンは世界的に信頼されている検索エンジンです。
健康食品用語辞典TOP > 健康食品用語辞典 あ > アメリカ人参
アメリカ人参
アメリカ人参
高麗人参や三七人参と同じウコギ科に属し、カナダ国境近い北米山岳地帯が原産地であることからこの名があり、西洋人参とも呼ばれる。
人参の多彩な効用は古くから多くの期待を集めて、近年は非常に多くの研究対象とされてきた。その最初は1854年に、米国のガリッケスが薬効成分としてパナキロンと名づけたサポニンを分析したことに始まり、その歴史的研究に用いられたのがアメリカ人参である。
以来、人参のサポニンからは薬効の中心的役割を果たす成分として10種類のジンセノサイド類が検出されたが、とくにアメリカ人参には中枢神経の興奮を抑制し、緊張性のストレスを解くジンセノサイドRb群が多く含まれるため、高麗人参に比べて頭をスッキリさせ、集中力を付ける作用が強いといわれる。
それに加えて、高麗人参本来の強壮力、気を補う作用も兼ね備えるため、現代人に求められる自制のきいた活力が得られるといわれる。
こうした特徴が評価されて愛用者が増えており、本態性高血圧や慢性的な高血糖に対する効果も医学関係者によって認められてきている。
参考文献
【機能性食品情報辞典】
監修・奥田拓道
企画・編集機能性栄養食品新聞編集部