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α-カロチン
α-カロチン [α-carotene]
カロチノイド系色素の一つ。カロテンともいう。
生物界に広く分布する赤色や黄色の脂溶性色素を総称してカロチノイドというが、そのうち炭化水素のものをカロチンという。
β-カロチンがよく知られているが、このα-カロチンのほか、トマトに含まれるγ-カロチン(ガンマカロチン)もある。
α-カロチンは抗酸化作用でβ-カロチンを上回り、その抗ガン性に期待が寄せられているカロチノイド食品の新顔である。
健康食品としてはパーム油(椰子油)からβ-カロチンとともに分離精製されたものが供給されるようになった。
食品の栄養強化、着色用としても期待が寄せられている。
日本ビタミン学会(1993年)では、京都府立医大グループが肺ガンになる素質を持つマウスによる実験で、非投与群ないしβ-カロチン投与群では肺ガンの発生率が93%であったのに対し、α-カロチン投与群では73%の発生率に抑えられたという共同研究の成果を発表、さらに同様の成果を同年の日本癌学会でも発表、して注目を集めた。
参考文献
【機能性食品情報辞典】
監修・奥田拓道
企画・編集機能性栄養食品新聞編集部