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エキナケア
エキナケア [echinacea]
風邪の予防や免疫力向上に有効なハーブ。
キク科のエキナケア属の多年草で、北アメリカの平原地帯に分布する。全草を使用する。
和名はムラサキバレンギク。
ネイティブ・アメリカンの間では、根の部分が風邪の予防や歯痛・喉の痛みに使われてきた。近年、ミュンヘン大学を中心に臨床研究が行われ、経験的に知られていた風邪やインフルエンザなどの感染症の予防と治療、抗菌性などから、気管支炎、尿路感染症、疼痛、浮腫、鼻粘膜の乾燥、アレルギーなどに対する作用のほか、免疫賦活力、抗バクテリア・抗ウィルス作用などが認められた。
有効成分としてシコリック酸（多糖類）、アルカミド（ドデカ四酸イソブチルアミド）、ポリサッカロイド、フラボノイド、グリコプロテイン、コーヒー酸などが同定されている。
エキナケアは原産国アメリカでの人気が高く、ハーブ市場で売り上げトップの位置を維持している。
参考文献
【機能性食品情報辞典】
監修・奥田拓道
企画・編集機能性栄養食品新聞編集部